上野由岐子、13年ぶりのわくわく感「必死にグラウンドで戦う」

ソフトボール

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 東京オリンピック(五輪)で3大会ぶりに復活したソフトボールは21日、女子日本代表が豪州に8―1で、コールド勝ちした。勝利投手となった上野由岐子投手(38)の記者会見でのやりとりは、次の通り。

 ――13年ぶりとなった五輪のマウンドの感触は。

 「13年ぶりという感傷はあまりないんですけど、このマウンドに立つためにここまで取り組んできたので、試合前はわくわく感しかなかった」

 ――一回に押し出し死球を与えたが、二回から立ち直った理由は。

 「自分が興奮しすぎないように、とにかく抑えて、とにかく丁寧に、投げ急がないようにという思いで立ち上がった。丁寧に入りすぎて、ちょっと厳しく投げすぎたかな」

 「その反省があったからこそ、二回以降はもっと大胆に。相手のデータだけにとらわれることなく、自分がバッターを見て、感じるままに勝負するピッチングをできたことが、二回以降、立ち直せた原因じゃないかと思っています」

 ――無観客のスタンドで感じたことは。

 「無観客に関しては、すごく残念な気持ちが大きいです。2018年、千葉での世界選手権決勝で、スタンドからの『上野コール』が、どれだけ背中を押してくれたか。あの感動を今でも忘れないし、あの声援があったからこそ、投げきることができた」

 その一戦は米国にサヨナラ負けを喫し、「声援に応えられなかった悔しさ、自分のふがいなさを今でも忘れていない。絶対にあのときのリベンジをしてやろうという思いで臨んでいる。そういった意味では、背中を押してもらえる大声援がないのは、寂しい思いでいっぱいです」。

 「ただ一選手として、グラウンドでやるべきことは変わらないと思いますし、テレビや報道を通して、たくさんの方に何かを伝えられるように、ただがむしゃらに、必死にグラウンドで戦うだけ。そういう思いを福島の地に置いて帰れるように、明日の一戦も戦いたい」