水害・コロナ禍の温泉街、水上レジャーに活路 筑後川

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渡辺純子
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 九州一の大河、筑後川で水上レジャーを楽しみませんか――。福岡県朝倉市の原鶴温泉の経営者たちが、そんな企画を22日から始める。水害にも新型コロナにもめげず、地元の「宝」をいかして盛りあげようと力をあわせる。

 真新しいカヤックが原鶴温泉近くの筑後川に浮かんだ。ペダルをこいで水上を進むウォーターサイクル、サーフボードの上に立って進むスタンドアップパドルボード(SUP)もある。

 6月にあった試乗会には、スタッフも含めて十数人が参加した。市内の大学生、美山小夏さん(19)は「車から川を見るのと全然違う。めっちゃ楽しかった」。石井琴子さん(22)は「カヤックもSUPも、コツをつかむとスムーズに進んで、景色を楽しめた」と喜んだ。

 主催団体「筑後川カッパニー」の師岡(もろおか)哲也さん(50)は、旅館「原鶴温泉やぐるま荘」の社長。「密を気にせず楽しんで、川の良さを知ってほしい」と話す。団体名は、川を愛する男性の意味を込めた「カッパ兄(にい)ちゃん」と、カンパニーをかけた。

 筑後川沿いに湧く原鶴温泉は受難が続く。2017年7月の九州北部豪雨で浸水被害。昨春からはコロナ禍で客足が遠のき、倒産する旅館も出た。「Go to トラベル」で持ち直したのもつかの間、今年5~6月には3度目の緊急事態宣言で旅館十数軒の半数が一時休業に追い込まれた。

 そこで動いたのが師岡さんら…

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