球審と三塁塁審は親子 父が誘う「審判として甲子園へ」

横山蔵利
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(20日、高校野球青森大会 八戸西5-2聖ウルスラ)

 聖ウルスラ―八戸西戦(メイプル)で、三塁塁審の木下正彦さん(61)と球審の亮さん(31)が親子でグラウンドに立った。

 三沢の投手だった父の正彦さんは1977年夏、チームを奥羽大会青森代表に導いた立役者の1人。卒業後は地元企業の軟式野球部で活躍した。審判が足りないといわれて「恩返しできれば」と始め、審判歴は30年を超える。

 亮さんは八戸学院光星でプレーした。甲子園には出場できなかったが、正彦さんが「審判として甲子園へ」と誘い、この道に入った。審判歴は12年という。

 亮さんが審判になり立てのころは「心配で見ていられなかった」という正彦さんだが、「今は安心して任せられます」と太鼓判を押す。この日のジャッジぶりも90点と採点。亮さんは父からの評価ににんまりだ。

 野球をすることと審判はかなり違うという。「毎日が勉強です。奥が深いですよ」と亮さん。正彦さんも「ボールや選手の動きを予測し、もっといいポジションで判定できたのではないか、など考えますよ」。

 頼まれる試合は、練習試合などを含めて年間30試合ほどあるという。2人とも「選手たちの懸命さ、そして笑顔に泣き顔。直接見ることができて楽しいですよ」と声をそろえた。(横山蔵利)