全日空が電力販売に参入へ マイル付く「ANAでんき」

友田雄大
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 全日本空輸が電力の代理販売に参入する。電力の小売りを手がけるKDDIと提携して26日、沖縄や一部離島をのぞく全国で販売を始める。全日空を傘下に持つANAホールディングス(HD)は航空に頼らないビジネスモデルづくりを進めており、その戦略の一環となる。

 サービスは「ANAでんき」と名付け、全日空のホームページで申し込みを受け付ける。毎月200~300マイルがたまる。これまでもANAのクレジットカードを使えばマイルがたまる事業者があったが、還元率は200円で1マイルにとどまる。マイルが多くたまるのを強みに、既存業者からの乗り換えを狙う。

 コロナ禍による旅客激減で、ANAHDの2021年3月期の純損益は4046億円という記録的な赤字となった。いま手がけている物販や旅行の事業も航空需要と連動しやすいため、再び航空旅客が激減する事態に備えた体制づくりが課題になっている。(友田雄大)