技能実習生の支援必要 熊本知事が言及 乳児遺棄事件で

長妻昭明
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 ベトナム人技能実習生が熊本県芦北町の自宅で乳児の遺体を遺棄した罪で有罪判決を受けた事件について、蒲島郁夫知事は21日の定例会見で「望まない出産だったと思う。今回の事件のように実習生を追い込むことがないように相談窓口や職場環境を考えないといけない」と述べ、支援の必要性を指摘した。

 報道陣の質問に答えた。蒲島知事は21歳の時に農業研修生としてアメリカに行った経験に触れ、「私は重労働で大変な状況だったが、県内にいる実習生には素晴らしい経験をしてほしい。今回、助けられる環境を作ってあげられなかったことは悲しい」と話した。

 裁判では、実習生が「妊娠がわかったら帰国させられると思って誰にも相談しなかった」と主張。裁判長は判決で「(妊娠すれば)実際は仕事ができず、帰国に追い込まれてしまう。十分にサポートする制度もなく、実習生にとっては厳しい環境だった」と言及していた。(長妻昭明)