コロナワクチン 重いアレルギー327件 厚労省部会

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 新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省の専門部会は21日、11日までの接種分のうち、接種後の副反応として重いアレルギー症状「アナフィラキシー」は327件あったと公表した。ワクチン接種については引き続き「現時点では重大な懸念は認められない」と評価した。

 ファイザー製では、2月17日~7月11日の接種5843万9259回のうち、325件(100万回あたり6件)。モデルナ製では、5月22日~7月11日の接種181万8033回のうち2件(同1・1件)だった。接種年齢などが異なるため単純に比較はできない。

 接種後に死亡した報告数は7月11日までにファイザー製で663人(同11・3人)。モデルナ製で4人(同2・2人)だった。死亡した計667人はすべて因果関係が「評価できない」か、「認められない」となった。

 分析は、ワクチンによる副反応の疑いがあるとして、医療機関などが報告した例を対象に実施した。死亡例の報告基準は、ワクチン接種後に亡くなり、接種と死亡の因果関係がはっきりしていなくても「医師が関連性が高いと認める」ケースだ。しかし、医師が死因をワクチン接種と「関連なし」と判断している「老衰」のような場合も、医療機関の判断で報告しており、報告例はすべて公表している。

 専門部会では、持病や接種前後の経過、ワクチンを接種した人の死因が接種していない人と比べて多いかどうかなどを踏まえて議論している。