陽性で五輪棄権「うそであって」 隔離先で迎える誕生日

有料会員記事

鎌田悠
[PR]

 「五輪は私の夢で、何年もかけて準備してきました。それが一瞬で消えてしまった」

 新型コロナウイルスの検査で陽性が判明し、競技への参加を断念したチリの女子テコンドー57キロ級のフェルナンダ・アギーレ選手(23)が21日夜、朝日新聞のオンライン取材に応じた。

 アギーレさんは今月19日に日本に到着。選手らの行動ルール(プレーブック)で定められた抗原検査とPCR検査を受け、陽性となった。無症状で体調に問題はなく、そのまま隔離先のホテルに滞在している。

 来日直前には、中央アジアウズベキスタンで2週間の事前合宿をした。南半球のチリが真冬のため、気温が高い場所で試合に向けた減量と最終調整をするのが目的だったという。

 減量による体調不良は感じていたが、来日までに計3回のPCR検査を受けていずれも陰性。事前合宿に帯同していたトレーナーやスタッフにも陽性者は一人もおらず、アギーレさんは、検査結果が誤って出る「偽陽性」を疑ったという。

 だが、チリの五輪委員会は20日、棄権を発表した。経過観察に10日間を要することから、25日に予定されていた試合に間に合わないためだ。関係者を通じて出場の道を探ったが、別の国から代わりの選手が出場することになり、望みは絶たれたという。

 アギーレさんは「棄権を告げ…

この記事は有料会員記事です。残り611文字有料会員になると続きをお読みいただけます。