老いるほど内から輝く? 生物が放つ「加齢光」を発見

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竹野内崇宏
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 体内にある物質が放つ光を見れば、どれだけ老化したか分かる――。そんな技術を大阪市立大学などの研究チームが、モデル生物の「線虫」で開発した。加齢臭ならぬ「加齢光」で、人間の老化具合も将来、測れるかもしれない。

 生物の体内では、エネルギーとして使い切れなかった糖と、たんぱく質や脂質などが結びついて、「最終糖化産物(AGEs)」と呼ばれる状態に変化していくことが知られている。

 AGEsは加齢のほか、糖尿病動脈硬化の進行に伴って増えると考えられ、アルツハイマー病との関連も指摘されている。蓄積量を測れば、老化や病気の進行を把握できる可能性があり、簡便な検査方法が期待されている。

 そこで、大阪市立大の西川禎一名誉教授(細菌学)らは、特定のAGEsに光を当てた場合、「蛍光」を発する性質があることに着目した。

 チームは、人間の持つ遺伝子の70%を共通して持ち、体が透明で生きたまま蛍光を調べられる線虫を使い、光でAGEsの蓄積を計測できないかを調べた。

 その結果、線虫の約3週間の寿命に沿って、日を重ねるごとに、青い蛍光の強さが増していくことがわかった。

 AGEsの蓄積を進めると考…

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