組織委、陽性選手の国名非公表のまま プライバシー理由

新型コロナウイルス

前田大輔、池上桃子
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 東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会は22日、新型コロナウイルスの検査で新たに陽性者になった選手について、国名や競技名などはプライバシーを理由に公開しないとの立場を改めて示した。

 陽性者については組織委の発表とは別に、各国・地域のオリンピック委員会(NOC)が選手名や競技などを公表するケースが相次いでいる。組織委はその場合は追認し、発表資料に国や地域の名前を明記する方向で調整している。

 組織委は毎日午前11時をめどに、選手村や大会関連施設などでの検査で陽性になった選手、メディア、委託業者、大会関係者の数について「日本在住者か」「入国後14日が経過しているか」「選手村の滞在者か」などの情報とともに、ホームページで公表している。性別、年齢、国名などについては「プライバシーにかかわる」として公表していなかった。

 組織委は22日、新たに12人の陽性者を公表。そのうち選手2人について、NOCが公表済みのチェコの卓球選手とオランダスケートボード選手だと認めた。今月1日以降、組織委が公表した陽性者は87人となった。

組織委→東京都には陽性者リスト提供

 組織委は20日から東京都に、選手や大会関係者、関連業者、大会ボランティアらの感染者について、氏名や国籍、性別、属性が記されたリストを提供しており、都は20日以降、陽性が確認された大会関係者の情報を公表している。公表する情報の範囲は組織委と調整して決めているといい、具体的な国名や競技名などは明らかにしていない。

 組織委はまた、五輪とパラリンピックの期間中、競技会場や選手村などで計7千人の医療従事者の協力を得ると発表した。五輪は大半の会場が無観客になったが、会場などで勤務するスタッフらの医務室などが必要という。けがや病気になった選手や関係者を運ぶ指定病院は、競技会場のある自治体を中心に計29病院になったとも公表した。(前田大輔、池上桃子)

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