気温36度、足元はひんやり 下鴨神社の池で御手洗祭

高井里佳子
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 世界遺産下鴨神社京都市左京区)で、境内の池に足を浸して無病息災を祈る「御手洗祭(みたらしまつり)」が22日に始まった。午前9時~午後8時で、8月1日まで。

 平安時代から続く夏のみそぎの風習が庶民に広まり、「足つけ神事」とも呼ばれる。土用の丑(うし)の日の前後に毎年開いているが、昨年はコロナ禍で中止に。今年は露店が出店しない。

 京都市はこの日、最高気温が36・3度まで上昇。参拝者は境内にある御手洗社前の池に裸足で入り、「おお、冷たい!」などと歓声を上げた。ひんやりした水の中をゆっくり歩き、ろうそくの火を灯明台に供えた。両親と訪れた北区の倉沢奏帆(かなほ)ちゃん(5)は「アイスみたいに冷たい。気持ちいい」と笑顔だった。

 下鴨神社の御手洗池は、みたらし団子の発祥の地でもあるという。権禰宜(ごんねぎ)の東良(ひがしら)勝文(まさふみ)さん(43)は「お社の下の井戸からわき上がる白い泡から、考え出された」と話す。(高井里佳子)