駅うろつく包丁持つ男 女性巡査が振り下ろした警棒の傷
7月10日午前11時すぎ。新幹線や在来線の改札口や売店などが並ぶJR名古屋駅の中央コンコースを、男がうろついていた。右手に包丁を握っている。
愛知県警鉄道警察隊の立松愛美巡査(27)は、先輩の岡田真吾巡査部長(44)とパトロールを終え、コンコース内にある詰め所で休憩を取るところだった。
「刃物を持って暴れている男がいる!」
駅員が詰め所に飛び込んできた。立松巡査らは警棒と盾を手に外へ飛び出した。大勢の人が逃げ回るなか、包丁を持った男がいた。
「武器捨てろ!」
岡田巡査部長の呼びかけに反応したのか、男が岡田巡査部長の方へ近づいてくる。距離は1メートルほどだ。
「このままじゃ危ない」
記事後半には、現行犯逮捕の様子を通行人が撮影した動画があります。
立松巡査はコンコースの柱の…