国重文の神社の屋根一部も 奈良市で工場や民家焼ける

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 奈良市紀寺町で22日午後5時半ごろ、豆菓子製造の「かやもと商店」の工場付近から出火した。近接する民家など5軒に燃え広がった。さらに工場から約150メートル西にある崇道(すどう)天皇社本殿(国重要文化財)の檜皮(ひわだ)ぶきの屋根が飛んできた火の粉で約0・5平方メートル焼けた。いずれも住人は避難して無事だった。

 奈良署によると、工場は2階建てで、出火当時は従業員が不在だった。110番通報した通行人の男性は「1階から屋根まで火が上がっている」と話していたという。

 現場は、近鉄奈良駅から南東約1・3キロの住宅や商店などが密集する地域。近くに市立奈良病院もあり、火の勢いが増し、煙が立ちこめる様子に付近は一時騒然とした。