米国、再びマスク着用求めるか検討 デルタ株で感染者増

新型コロナウイルス

ワシントン=合田禄
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 米ホワイトハウスが新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した人に再びマスク着用を求めるかの検討を始めたと、複数の米メディアが22日までに報じた。米国内では、インドで見つかった変異株(デルタ株)の割合が今月に入って急増し、感染者数が再び増加に転じている。

 米国内では、米疾病対策センター(CDC)がマスク着用についてのガイドラインを示している。現在、ワクチン接種を完了した人には公共交通機関や病院などを除き、原則、屋内でもマスク着用を求めていない。

 米紙ワシントン・ポストによると、米政権はマスク着用を求めるかについての予備的な議論を始め、CDCの担当者も加わっているという。ワクチン接種を完了した人にも、未接種の人と交わる可能性があるショッピングモールや映画館などではマスク着用を求める案も浮上しているという。

 米CNNも、ホワイトハウスが予備的な議論をしていると伝えた。ホワイトハウスの職員は「我々は医療の専門家によるガイドラインや助言に従う」と話し、政権が判断するのではなく、科学的な見解に基づいて判断することを強調しているとしている。

 CDCのワレンスキー所長は22日の会見で「ワクチンを接種していない人はマスクを着用する必要がある。ワクチン接種を完了した人は(感染しても)重症化することからは守られている。CDCの推奨は変わっていない」と現段階でのガイドラインの変更を否定した。

 CDCによると、デルタ株の割合は6月初旬までは約10%だったのが、7月中旬には約80%まで増加。米国内の1日の感染者は約3万8千人(7日間平均)。6月中旬には約1万1千人(同)まで下がったが、再び増加している。死者数も1日約160人(同)だった今月初旬から1日約240人(同)とやや増加している。(ワシントン=合田禄)

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