東京五輪開会式、組織委の有志理事が中止・縮小を要求

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 東京オリンピック(五輪)の開閉会式の演出や音楽の担当者が、過去のいじめについての発言や、ホロコーストユダヤ人の大量虐殺)に関する表現を理由に相次いで辞任、解任となったことについて、東京五輪パラリンピック大会組織委員会の一部理事が、五輪開会式の中止や規模縮小を求める意見を武藤敏郎事務総長に伝えていたことが23日、わかった。

 関係者によると、この件で理事会は開かれず、武藤総長が理事に事情を説明した。これに対し、理事の有志が、理事間で出た意見として、中止や規模縮小を求める声を伝えたという。組織委は22日夜、開会式を予定通り行う方向で準備を進めていると発表している。

 東京五輪の開閉会式の演出を巡っては、楽曲の作曲を担当していたミュージシャンの小山田圭吾氏(52)が、同級生や障害者をいじめた経験を反省する様子なくインタビューで語っていたことが問題視されて辞任。同じくディレクターを務めていた劇作家の小林賢太郎氏(48)は、ナチスによるホロコーストを揶揄(やゆ)する表現を過去に用いていたとして、組織委が解任した。