山中にもこもこ緑のじゅうたん 鉱泉好きのコケ 群馬

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文・上田学、写真・西畑志朗
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 湧き出る鉱泉の周りに、もこもこした新緑のじゅうたん。群馬の山中に、温泉水を好むという珍しいコケの群生地が広がっていた。

 標高約1200メートルの山の中、たどり着くと神秘的な光景が広がっていた。湧き水の渓流に浮かぶ黒い岩々に、鮮やかに輝く新緑のじゅうたんが覆う。かすかに温泉特有のにおいが漂う。

 草津温泉に近い群馬県中之条町の旧六合(くに)村にある「チャツボミゴケ公園」。強酸性の水際でしか育たないという、珍しいコケの群生地だ。コケは鉄鉱石の生成を促すというから驚きだ。

 戦中から戦後にかけて「群馬鉄山」として鉄鉱石が採掘されていた。のどかな雰囲気は往時の繁栄を感じさせないが、露天掘りでくぼみが広がり、生息環境の変化で繁殖につながり、現在の光景が形作られたと考えられる。

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 一帯は「穴地獄」と呼ばれる…

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