慶大生74%が接種 大学が「一番心配だったこと」とは

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聞き手・上野創
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 新型コロナウイルスワクチンの職域接種に、首都圏の大規模大学のなかでいち早く名乗りをあげた慶応大。すでに5万人近くに対して1回目の接種を行ったという。なぜ対応が早かったのか。接種の現場で見えた課題は。学生に向けて発したメッセージの背後にあった苦い出来事とは――。職域接種に関する学内の責任者で、今年5月まで慶応大病院長だった北川雄光・慶応義塾常任理事(60)に聞いた。

70代、80代の医師も続々と応援に

――大学での職域接種は6月21日から始まりましたが、この日に着手できたのは慶応大を含め全国で17大学、東京都内では3大学のみです。なぜ、この早さで始められたのでしょう。

 医学、看護医療、薬学という医療関係の3学部があって、うち手が確保できたからです。信濃町(東京都新宿区信濃町の慶応義塾大学病院)で医療従事者4500人の接種を終えていたので、接種の進め方のノウハウはありました。

 職域接種の対象者は、学生と院生3万3千人強に加えて、一貫校や非常勤を含む教職員、その家族、学内で働く業者の方、さらに学外の人にも対応するとして5万人と掲げました。

感染が広がり始めていた昨春、慶応義塾大学病院では多数で飲食した研修医クラスターが発生しました。記事の後半では、北川さんが当時のことを振り返り「本当に情けなかった」と語っています。

 ただ、大学病院のスタッフは…

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