大会関係者がため息交じりの五輪開幕 祈る組織委幹部

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前田大輔、野村周平
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 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなか、国内の夏季五輪としては57年ぶりとなる東京オリンピック(五輪)が23日、幕を開けた。開幕直前までトラブルが続発する中、感染対策との両立ができるのか。

 23日午後8時。白紙撤回を経て新装された無観客の国立競技場に、数日前に作り直されたオープニング曲が流れた。「待ちに待ったという高揚感は、まったくない」。ある大会関係者は、ため息交じりにつぶやいた。別の関係者は言う。「追い込まれて、後手に回る。この繰り返しだった」

 2013年の開催決定から、東京大会は様々なトラブルに直面した。

 国立競技場や大会エンブレムはいったん決まった計画が白紙撤回された。招致をめぐる疑惑で日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和氏が会長を辞任し、組織委の森喜朗氏も女性蔑視発言で会長職から去った。さらに開幕直前になっても、開会式の演出メンバーの辞任、解任などトラブルは収まらなかった。「スキャンダルの連続だ」。22日の記者会見で、組織委の橋本聖子会長は国内外のメディアから厳しい追及にあった。

幹部の期待「日本勢が活躍すれば…」 感染の脅威と裏腹に

 その背景には、組織委の閉じ…

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