波賀森林鉄道廃線跡の整備いかが ツアーの参加者募集

伊藤周
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 大正から昭和にかけて波賀町(現兵庫県宍粟市波賀町)を走っていた、波賀森林鉄道の軌道跡や林道を廃線ハイキングコースによみがえらせるプロジェクトが進んでいる。7~10月には計5回、今も車輪や橋脚などの遺構が残る林道の整備作業をする「ボランティアツアー」が予定されており、参加者を募集している。

 市などによると、波賀森林鉄道は1918(大正7)年ごろから始まった国有林からの木材運搬のため整備され、戦後の最盛期には本線支線の総延長が四十数キロあったという。輸送手段がトラックに変わり、1968(昭和43)年に廃線となった。

 地元の住民らでつくる波賀元気づくりネットワーク協議会が、産業遺産として波賀森林鉄道を後世に残す活動をしていて、昨年は市の補助もあり、国土交通省から払い下げとなったディーゼル機関車を入手。同町上野の「フォレストステーション波賀」の芝生広場に展示し、いずれは実際に鉄路を走らせようと計画を進めている。

 ツアーは同協議会としそう森林王国観光協会、神姫観光が企画し、市商工会が協力。実施するのは7月31日、8月21日、9月18日、10月2、16日の5回で各日18人まで。

 午前7時にJR姫路駅をマイクロバスで出発し現地で午前10時半から午後2時半ごろまで土砂や落石除去、倒木処理、足場整備などの作業をする。作業後はフォレストステーション波賀で休憩し、温泉入浴もできる。参加費1千円で、JR姫路駅からの交通費や軽食、入浴料、保険料が含まれる。参加者全員にオリジナルTシャツが贈られる。申し込みは神姫観光姫路支店(079・224・1501)。(伊藤周)