高齢者のワクチン2回目接種率 自治体で大きな開き

新型コロナウイルス

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 新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種について、朝日新聞社が千葉県内の全54市町村に聞き取り調査(原則19~21日時点)したところ、2回目の接種率では、トップの神崎町が86・9%に達する一方、流山市は25・9%にとどまるなど、ばらつきがあることがわかった。

 1回目の接種率は、高齢者以外の回数も合わせて回答した山武市と芝山町を除く、50市町村が7割を超えた。

 2回目の接種率は、8割超が神崎町と酒々井町の2町。7割台が白井、匝瑳、多古、浦安、富里、袖ケ浦、富津、旭8市町だった。一方、2、3割台にとどまる自治体も7市町村あった。

 多くの市町村が直面しているのがワクチン不足だ。

 松戸市の担当者は「64歳以下は月10万~12万回接種できる態勢を組んだが、8月は、上旬の15日間分で3万4千回分が届くとの連絡しかない。9月以降の予約を半分に減らして受け付けている」と明かす。

 千葉市の神谷俊一市長は21日の会見で、「ワクチン供給量が確定しているのは8月分までしかない。接種能力は向上しているのに供給の関係で歯がゆい思いをしている」と述べた。

 ある自治体担当者は、「医療機関からワクチンをもっと打ちたいのに打てないと怒りの声が上がっている」と話す。別の自治体担当者は「医療関係者と市民に説明できず困っている」と嘆いた。

 集団接種の一部休止を検討する市もある。担当者は、「国は2億2千万回分が確保されていると繰り返すが、重要なのは総量確保ではなく、中長期的な供給計画を速やかに自治体に明示することだ。それが市民の安心安全につながる」と政府に苦言した。

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