ロシア首相近く北方領土へ プーチン氏「特別の注意を」

モスクワ=石橋亮介
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 ロシアのプーチン大統領は23日、近く極東視察を予定しているミシュスチン首相に対し、北方領土に特別の注意を払うよう命じた。サハリンの地元メディアは、ミシュスチン氏が26~27日にサハリンを訪問し、「クリル諸島(北方領土を含む千島列島のロシア側呼称)を視察する」と伝えており、北方領土も訪れるとみられる。

 プーチン氏とミシュスチン氏は同日開かれた国家安全保障会議に出席。ロシア大統領府によると、プーチン氏は、日ロの政府が実現を目指している北方領土での共同経済活動について、「(首相の)訪問後、現地の状況についての評価を元に提案を完成させ、必ず実現しよう」と述べた。

 ロシアの首相では、2019年8月、当時のメドベージェフ首相が択捉島を訪問している。9月の下院選に向け、国民にアピールする狙いがあるとみられる。(モスクワ=石橋亮介)