「第5波」での五輪、上昇する病床使用率 警戒強める

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熊井洋美 半田尚子、ワシントン=合田禄、ロンドン=金成隆一
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 東京都では新型コロナウイルスの感染が急拡大し、「第5波」の到来が鮮明な中での五輪開幕となった。感染力が強い変異株(デルタ株)への置き換わりが進み、医療従事者は警戒を強めている。

 23日は全国で4千人超の感染を新たに確認。東京都の新規感染者は1359人で、前週から88人増えた。

 内閣官房の資料によると、緊急事態宣言が出ている東京都では20日時点で、新規感染者数、重症病床の使用率、療養者数、陽性率が最も深刻な「ステージ4(感染爆発段階)」に達している。新規感染者が今春の「第4波」を大きく上回る水準で、病床の使用率も少しずつ上がっている。地域によってはすぐに入院できない事態も生まれつつある。

 今後について、京都大の西浦博教授は、現在約2400人の入院患者は8月中旬に3千人を超え、重症患者も増えていくとの見通しを示している。

 「切り札」とされたワクチン接種は、菅義偉首相が掲げた「1日100万回接種」を6月に入って達成したものの、在庫不足を理由に7月中旬以降、多くの自治体で接種スピードが鈍化している。

 内閣官房の資料によると、65歳以上でワクチンを2回接種した人は22日時点で64・24%。ただ全体でみると、1回目が30・71%、2回目が19・48%にとどまる状況だ。(熊井洋美)

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