「ニッポンチャチャチャ、ニッポンチャチャチャ」
バレーボール男子日本代表のアタッカー、19歳の高橋藍(日体大)は小学6年生の時、卒業文集にこんな書き出しの作文をつづっていた。文章はこう続く。
「目をあけると、東京オリンピック、バレーボールの会場にいる。周りは、すごく盛り上がっている」
東京五輪に出場する姿を思い描いていた。
「目標が、できた」
東京オリンピック開催が決まった2013年、高橋藍は作文にそうつづった。あれから8年。日本バレーの新星が、夢の舞台で伝えたいこととは。
父の政次(48)は高校時代…