競泳、北京以来の午前決勝 米NBCがゴールデンタイム放送希望で

競泳

木村健一
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 競泳は24日夜、男子400メートル個人メドレーの予選で幕を開ける。競泳の主要大会では午後に決勝を行うのが一般的だが、今大会は午前中に実施される。五輪では2008年の北京大会以来だ。

 テレビ局の事情が大きく影響している。国際オリンピック委員会に多額の放映権契約料を払っているのが、米放送局のNBCだ。現地では競泳の人気が高く、ゴールデンタイムでの放送を希望するため、日本などの東アジアで大会を開催すると、時間帯が午前中になってしまう。今大会の決勝はいずれも午前10時半ごろの開始だ。

 普段と違う時間帯での大一番に向け、日本代表の選手たちは備えてきた。

 19年世界選手権で男子個人メドレー2冠を達成した瀬戸大也(TEAM DAIYA)は今月4日、午前10時から本番を想定したタイムトライアルに臨んだ。この日は5時に起き、ストレッチや入浴で体に刺激を与えた。「朝から目を覚ます状態は完全に作れている」

 男子200メートル自由形の松元克央セントラルスポーツ)は6月上旬に行われた大会で「シミュレーション」を行った。午前中の予選を決勝に見立て、午前5時に起床。6時前から約30分泳いだ後に30分ほど仮眠を取り、それから朝食を取った。五輪本番に向けても「しっかりやって臨めば大丈夫」と自信を見せる。

 「午前決勝」だった北京五輪を経験している日本代表は、主将の入江陵介(イトマン東進)だけだ。朝のレースに備えて就寝を早くする選手もいることから、「部屋の物音には気を使うように」などと、ミーティングで後輩たちに伝えているという。木村健一