モスクビナとミーシンの功績 伝統受け継ぐロシア指導者

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ノンフィクションライター・田村明子
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 国際スケート連盟(ISU)は7月10日、2021年度スケーティングアワードの受賞者を発表した。

 この賞は昨シーズン創立されたもので、初代MVS(もっとも価値あるスケーター)は羽生結弦が受賞。今シーズンはパンデミックにより大会数が限られていたため、このスポーツに生涯をかけて大きな影響を与えた人物に贈られる「ライフタイム・アチーブメント・アワード」のみが授与された。

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 今年の受賞者は、1984年サラエボ五輪アイスダンス金メダリスト、英国のジェーン・トービル、クリストファー・ディーン。満点の芸術点を受賞した「ボレロ」は伝説化され今に至る名プログラムである。

 もう一組の受賞者は、ロシアのタマラ・モスクビナとアレクセイ・ミーシンだった。現在では名コーチとして知られるこの2人が、69年世界選手権銀メダリストの元ペアチームだったことを知っているファンは、あまり多くないのではないだろうか。日本ではチャンピオンメーカーといえばタチアナ・タラソワがよく知られているが、モスクビナもミーシンも、コーチとして引けを取らない業績を残してきた。

 「これまで多くの賞を受賞し…

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