開会式、海外でどう報道 「控えめ」評価、反発も紹介

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小山謙太郎
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 国立競技場東京都新宿区)で23日夜にあった無観客の東京オリンピック開会式について、各国のメディアは、終了前後から24日昼にかけてネットニュースで次々に報じた。「控えめ」な演目に好意的な見方が目立つ一方、コロナ禍での開催に反発する日本の世論を紹介する記事もあった。

 英紙ガーディアンは開会式について「昨年の苦闘から目をそらして笑って踊るだけのショーではなく、喪失と悲しみのテーマを導く他に類のない3時間となった」と総括した。観客のウェーブや選手たちが抱き合う姿、これ見よがしな演出がなかったとし、「東京は世界のムードを保ち続けたし、やり過ぎないほうがより良いのだということを示した」と評価した。

 米紙ワシントン・ポストは、ベナン人の父と日本人の母を持つバスケットボール男子の八村塁選手(ウィザーズ)が日本選手団の旗手コンビの一人となったことや、ハイチ出身の父と日本人の母との間に生まれた女子テニスの大坂なおみ選手が聖火リレーの最終走者になったことを取り上げた。

 「現在の日本の多様性を感じさせた。移民について、人種やアイデンティティーの異なる人々が一つの国をつくるという考えについて、まさに取り組み始めたばかりの国であるとうなずかせるものだった」と評した。

 一方で、見出しは「日本は孤独な開会式で笑顔を強いるよう運営するが、五輪の喜びは不足している」とし、日本国内に反発の声が強いことを伝えている。

 米紙ニューヨーク・タイムズ

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