「土下座くらい申し訳ない」「僕はもう主役じゃない」内村の一問一答

体操

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 東京オリンピック(五輪)の体操の男子予選の鉄棒で内村航平(32)が落下し、予選落ち。1種目に絞って出場した内村の、4大会連続の五輪が終わった。

 演技後の内村の主な一問一答は次の通り。

    ◇

 (五輪代表選考を最後まで争った)米倉英信に土下座して謝りたいですね。本当にそんな気持ちです。

 自分としては、代表が決まってから強い気持ちでやってきたつもりでしたけど、本当につもりだったのかな。

 すごいネガティブなことしか今は出てこないですけど、やってしまったことはとりかえしがつかない。これ以上オリンピックで演技することはできないし、現実を受け止めて、(そのあとの)後輩たちの演技、亀山耕平のあん馬の演技を見ていましたけど、若干心ここにあらずという感じだった。

 やっぱり、代表選考をともに戦った米倉に本当に申し訳ない気持ちしか今は出てこないです。

 ――一度、試合会場を離れたあと、戻ってきてから日本の各選手とハイタッチをしていた。

 それくらいしかできないので。結局、男子体操のキャプテンとしても仕事をしなきゃいけない。(彼らの演技を)見ている中で、体操をするのはもういいのかなみたいなことを思っちゃったりしました。後輩たちに伝えていかなければいけない立場だし。4回目ですからね。

 亀山は初めてですごいいい演技をしたので、気持ちがすごいこもっていたと思うんですが、ぼくはもう違うのかなと思っていました。

 ――日本の選手たちにどんな言葉をかけますか。

 僕が団体戦に出た過去3大会は、日本が予選を1位通過したことがない。(全員が)初出場でやってのけたのはすごいこと。日本で開催されているし、1年延期もしている。すごい気持ちが伝わってきましたね、彼らの演技から。もう心配はいらないのかなと見ていました。

 ――今後はチームをサポートすることになりますか。

 そうですね、それしかできないので。変にすっきりはしていますけど、これまで準備したものを出せなかったのは悔しいしかないですね。

 ――お疲れさまでした。

 まあ疲れてはないですけどね。土下座しますよ。それくらい、申し訳ないです。でも、僕はたぶんもう主役じゃない。団体の4人、亀山は決勝に残っているので、彼らが主役ですから。オリンピックは今まで僕が(個人総合で)2連覇していますけど、過去のこと。彼らが超えないといけないと思うので。それを今日、見させてもらった感じです。すごいよかったです。