内村航平でも「まだ分からないことがある」 悔しい終戦、その真意

有料会員記事体操

山口史朗
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(24日、体操男子予選)

 「なにやってんだ、ばーかって感じです」。内村航平は自分にあきれていた。唯一出場した鉄棒で予選敗退。自身の東京五輪は競技初日で終わってしまった。

 演技開始から30秒ほどだった。高難度の手放し技を三つ続けて成功させた直後だ。

 バーの上で体をひねる技で片手が外れた。鉄棒から投げ出されるようにマットへ転げ落ちた。自身4度目の五輪で、決勝へ進めずに終わるのは初めてだった。

 落下した技は過去の大会でミスをしたことがない。

 「自分に失望している」「練習してきたことを出す能力が、もう自分にない。大舞台ほど、それが出せていたのに」。試合後の取材エリアでは落胆の言葉が続いた。失敗の原因は、分からない。

一番うれしかったのは鉄棒の「けあがり」

 だがなぜか、ずっと笑みをたたえていた。

 「失敗したことがない技で失…

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