アフガン隣国、国境に軍配備 情勢悪化で難民流入に警戒

乗京真知=バンコク、喜田尚
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 米軍の撤退が進むのに伴うアフガニスタンの情勢悪化を受け、アフガニスタンの東隣に位置するパキスタンが国境地帯に軍を配備し始めた。パキスタンメディアが伝えた。難民流入などの事態に備えるためで、北隣の中央アジア各国も警戒を強めている。

 パキスタンの地元紙が24日、内務相の話として伝えたところでは、国境地帯から内務省傘下の国境警備隊が撤収し、代わりに軍が配置についた。パキスタンは既に140万人を超えるアフガン難民を受け入れていて、さらなる難民の流入に危機感を募らせている。

 アフガニスタンでは、米軍撤退が本格化した5月以降、反政府勢力タリバーンが支配地域を急拡大。パキスタンタジキスタン、イランとの国境にある検問所を次々に占拠している。

 タジキスタンには6月以降、タリバーンに攻め立てられたアフガン政府軍の兵士らが国境を越えて逃げ込んだ。同国や隣国のウズベキスタンはアフガン情勢の流動化が自国に波及するのを警戒。8月5日から10日まで、タジキスタンに基地を置くロシアも加わって、3国合同の軍事演習がタジキスタン国内で行われる。乗京真知=バンコク、喜田尚)