泥臭く、しぶとく「これが僕の柔道」 高藤を変えさせた長男の一言

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波戸健一
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 畳を降りた瞬間、東京オリンピック柔道男子60キロ級で金メダルを獲得した高藤直寿は涙ながらに叫んだ。

 「豪快に勝つことはできなかったけど、これが僕の柔道」

 泥臭かった。技による一本勝ちは初戦だけ。準々決勝以降の3試合は全て延長にもつれた。

 準々決勝はジョージア選手の反則に救われた。準決勝は強敵のスメトフ(カザフスタン)に苦戦。11分を超える接戦を、最後はすみ落としで技ありを奪って決着させた。台湾の新鋭を迎えた決勝も手を焼いたが、相手を指導三つに追い込んで勝利した。

野菜・メンタル…己の弱さと戦い続けた

 このしぶとさの背景には、優勝候補に挙げられながら、よもやの銅メダルに終わったリオデジャネイロ五輪の経験が大きい。

 「銅メダルの僕は、金メダリ…

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