実績ゼロで監督、配給宣伝も 須藤蓮さん支える先達とは

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編集委員・石飛徳樹
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 映画監督実績ゼロの若者が劇映画「逆光」を完成させ、広島県を皮切りに劇場公開が始まった。企画の立ち上げから監督・主演、さらには配給・宣伝まで既存の仕組みに乗らず、自分流を貫く。効率主義で息苦しくなっている映画界に新風を吹き込むこの試み、実は第一線で活躍する「大人たち」の力強い支援がある。

コーヒー店の支援を受けて宣伝

 須藤蓮(れん)さん、25歳。監督実績はないが、俳優としては大手事務所に属し、NHK連続テレビ小説「なつぞら」や大河ドラマいだてん」などに出演。NHKで2018年に放送された出演作「ワンダーウォール」が映画として劇場公開された時に、製作から興行まで関わる面白さを知った。

 「逆光」は文芸映画の薫り豊かなオリジナル作品。東京で大学生活を送る青年(須藤)が夏休みに、憧れの先輩(中崎敏)を連れて帰省する。青年は幼なじみの2人の女性を誘い、4人で遊ぶようになるが……。

 他作品への出演料などで資金…

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