苦い経験を生かした高藤、執念の金メダル レジェンド野村も祝福

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柔道 野村忠宏の目

 過去の苦い経験を生かし、執念で勝ち取った、東京オリンピック柔道男子60キロ級の高藤直寿選手の金メダルだった。

 準々決勝、準決勝とヒヤリとする場面もあったが、ギリギリで持ちこたえた。この階級の上位選手は、互いの手の内を知っているベテランばかり。当然、紙一重の勝負になる。

 その中で、決勝には急成長中の若い楊勇緯選手(台湾)が上がってきた。相手の勢いが怖いと思っていたのだろう。高藤選手も慎重に戦った。延長で仕掛けられた寝技も、グルンと回されていたら体力を消耗したが、冷静にブロックしていた。

 リオデジャネイロ五輪で銅メダルに終わってから5年間、悔しさを大きな原動力として東京を目標に努力する姿を見てきた。

 この階級は2004年アテネ…

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