チュニジアの18歳ハフナウーイ、喜び爆発 男子400自由形で金

競泳

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 東京オリンピック(五輪)第3日の25日、競泳男子400メートル自由形で、チュニジアのアハメド・ハフナウーイ(18)が3分43秒36で金メダルを獲得した。この種目ではアフリカ大陸初の金メダルとなった。

 ゴールした瞬間、興奮した様子で両手で水面をたたき、何度もガッツポーズ。試合後は「本当に信じられない。コーチたちはすごく一生懸命、サポートしてくれた」と感謝した。客席にいたコーチも跳びはねて喜びの感情を爆発させた。

 この種目は大橋悠依が金メダルを獲得した女子400メートル個人メドレーの一つ前のレースだった。ロンドン五輪金、リオデジャネイロ銀だった孫楊(中国)がドーピング検査を妨害したとして出場を禁じられ、大会前から騒がれていた。

 ハフナウーイはこれが初の五輪で、実績は2018年のユース五輪8位といった程度の「伏兵」だった。予選ぎりぎりの8位で通過して、プールの端に近く、波を受けて一般的に不利とされる8レーンからスタートした。

 しかし序盤から先頭争いに加わり、300メートル付近から2レーンのジャック・アラン・マクラフリン(豪州)とマッチレースに。350メートルのターンではマクラフリンに0・31秒のリードを許していたが、最後の50メートルで逆転し、今大会予選で記録した自己ベストをさらに2秒以上も更新した。

 北アフリカに位置するチュニジアは人口約1180万の国で、首都はチュニス。公用語はアラビア語だが、仏語も広く使われている。夏季五輪では前回のリオデジャネイロ大会までのメダル獲得数は13個(うち金メダルは4個)。競泳男子1500メートル自由形では、ウサマ・メルーリが北京五輪で金メダル、ロンドン五輪で銅メダルを獲得した。

 ハフナウーイは「ウサマはレジェンドです。僕も彼みたいになりたい」と喜んだ。