京都国際・森下が13奪三振 でも自己採点は「70点」

富永鈴香
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(24日、高校野球京都大会準々決勝 京都国際4-0塔南)

 完封目前の九回表2死。京都国際の投手、森下瑠大(りゅうだい)君は満塁のピンチに追い込まれた。スタンドからは塔南の得点を期待する大きな手拍子。森下君のもとに小牧憲継監督が伝令の選手を送った。「あと一つアウトをとっていこう。選抜と同じことをするなよ」

 春の選抜大会では、東海大菅生(東京)に逆転サヨナラ負けをした。以来、ピンチを想定して準備してきた森下君は、動じていなかった。塔南の窪田隆一郎君を左飛に打ち取り、ベスト4進出が決まった。

 直球は最速143キロ。スライダーやチェンジアップなどの変化球も使いこなす。冬場の練習では、「どうやったら良い球になるのか一から考えてきた」。体重を乗せるように体を動かし、変化球は軌道をイメージしながら投げるようになったという。

 京都国際が目指すのは全国制覇。5連続含む13奪三振でも、森下君は「今日はピンチを作ったので70点」と自己採点する。(富永鈴香)