アフガン、31州に夜間外出禁止令 タリバーン抑え込み

バンコク=乗京真知
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 駐留米軍の撤退に伴って治安が悪化しているアフガニスタンの政府は24日、国内34州のうち31州に夜間外出禁止令を出した。広域の外出禁止は珍しい。夜間に動くことが多い反政府勢力タリバーンの活動を抑え込む狙いがある。

 アフガン内務省によると、24日に始まった外出禁止は、午後10時から午前4時まで。タリバーンの戦闘員や武器の移動を阻むためで、同省副報道官は「治安が回復するまでの一時的な措置」としている。治安要員が多い首都カブールと東部ナンガルハル、守りが堅い北東部パンジシールの計3州は対象から外れた。

 タリバーンは米軍撤退が本格化した5月以降、農村部を中心に急速に支配地域を広げている。米軍によると、タリバーンは今月21日までに、全国の約半数の地区を支配下に置いた。一方、アフガン政府軍は人口が多い都市部に兵力を集約させている。(バンコク=乗京真知