奈良大付2年・河原がランニング満塁HR 五回コールド

篠原大輔
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(25日、高校野球奈良大会準々決勝 奈良大付11-0五條)

 奈良大付は最初の大一番となる準決勝を前に、五回コールド勝ち。田中一訓監督は「体力を温存して次を戦えるのは大きいです」と話した。三回裏に河原巧(2年)の放った「小さな一発」がとどめを刺した。

 この回、1点を加えて7―0とし、さらに2死満塁で河原が左打席へ。「前のバッターの本間悠人さんが倒れた(遊飛)ので、自分がカバーしよう」との思いがあった。

 2球目をたたくと、ライナー性の打球がまっすぐ伸びた。中堅手が勝負をかけて飛び込んだが、後逸。走りながらこの様子を確認した河原は「ホームも狙える」と加速。珍しいランニング満塁本塁打になった。

 斑鳩町出身で中学時代は橿原磯城リトルシニアでプレー。中2のとき、奈良大付が初出場した夏の甲子園を観戦に行った。県外進学も考えたが、「奈良でやった方が親に見てもらえる」と奈良大付に加わった。

 甲子園のイメージを尋ねると、河原は「夢がいっぱい詰まった場所なのかなと思います」。その聖地へたどり着くまで、あと2勝。(篠原大輔)