米共和党、大統領選の監査を連発 トランプ勝利まだ主張

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フェニックス=大島隆
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 米国で大統領選挙から8カ月以上が過ぎたにもかかわらず、共和党主導で選挙結果を検証する「監査」の動きが各州で広がりつつある。大規模な監査が続くアリゾナ州では24日に推進派の集会が開かれ、トランプ前大統領も出席した。選挙結果が覆される可能性は事実上ないものの、民主主義の根幹である選挙への信頼が揺らぎかねないと懸念が広がっている。

 現在、米国内で注目が集まっているのは、アリゾナ州の最大都市フェニックスを含むマリコパ郡で行われている監査だ。同郡では選挙後に郡政府が法律で定められた監査をして不正は見つからなかった。しかし、納得しない同州議会の上院共和党が裁判所の許可を得て、4月から独自の監査を実施。投票の再集計だけでなく、郡政府から提供された機器や電子データの調査もしている。

 24日には監査を支持する政治団体がフェニックスで「選挙を守ろう」と訴える集会を開いた。大統領選挙ではバイデン氏がアリゾナ州をわずかな差で制したが、演説をしたトランプ氏は「不正があった。本来は我々が勝った」と根拠のない主張を展開。「アリゾナ州の勇敢な共和党が始めたこの動きは、今や国中に広がり始めている」と監査をたたえた。

 集会には5千人以上が参加。フェニックスに住むジョン・フィッツジェラルドさん(38)は「選挙が盗まれたのは明らかだ。監査で証拠が見つかるはずだ」と語った。ほかの参加者からも「アリゾナがモデルになり他州にも同じ動きが広がって欲しい」といった声が相次いだ。

 だが、アリゾナ州の監査をめ…

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