米中、会談前から早くも駆け引き 米高官が中国入り

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天津=冨名腰隆、高田正幸、ワシントン=園田耕司
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 米国のシャーマン国務副長官が25日、中国外交当局高官との協議のため天津に入った。3月のアラスカ会談以来となる米中外交当局間の直接対話は、米中関係のゆくえを占う試金石となりそうだ。両国は対話の再開で一致したものの、根幹部分での歩み寄りは見られず、緊張緩和につながるかは不透明だ。

 24日に電話会見した米政権高官によると、シャーマン氏は26日に謝鋒外務次官と会談後、王毅(ワンイー)国務委員兼外相とも会談する。一方、中国側は国務省ナンバー2のシャーマン氏の会談相手はあくまで謝氏であり、王氏は「慣例に基づく表敬訪問だ」と主張。会談前から駆け引きが始まっている。

 米政権高官は、会談の意義について「高官同士のコミュニケーションのラインを維持するのは重要だ」と指摘。「彼女(シャーマン氏)は『米国は(中国との)競争が紛争へと変わることを望んでいない』と強調するだろう」とも述べ、米中間の対話の必要性を語った。

 だが、直近の米中関係は双方…

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