久保の先取点、これしかないプレー 男子サッカー、メキシコ下す

サッカー

勝見壮史
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 東京オリンピック男子サッカー1次リーグA組日本2―1メキシコ

 日本は強豪メキシコを2―1で破った。先取点は、決めるにはこれしかないというプレーだった。

 前半6分、速攻で右からゴール前に転がってきたパスに、MF久保建英は左足を突き出した。足の外側を球にぶつけてゴール左へ。ワールドカップでも活躍した名手、メキシコGKオチョアの横を抜いた。

 「相手とギリギリ競り合っている状態で球がきた。あのまま内側で打ったら、右に流れてしまうなと」。パスの速度や方向、GKとDFの位置。状況を把握し、最善の判断をした。

 「ファーストチョイス」と久保は言う。選んだプレーにはいつも理由がある。相手の股下を抜くシュートを見せる。得意だから、というよりも「GKの視界が遮られ、入る確率が上がるから」。状況に合わせた選択肢の一つに過ぎない。

 瞬時に的確なプレーを選ぶ。久保に携わった指導者が口をそろえる能力だ。決勝点を奪った第1戦も、この日も、展開を見てパス、ドリブルを駆使した。2連勝。フランスとの1次リーグ最終戦で引き分け以上なら突破。負けても可能性がある。(勝見壮史)