青森県の吹奏楽コン最終日 6団体が東北大会へ

土肥修一
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 全日本吹奏楽コンクール第63回県大会(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)は最終日の25日、青森市のリンクステーションホール青森で小学生、中学校合同、高校小編成、大学、職場・一般の各部があった。計27団体が演奏し、東北大会に出場する県代表6団体が決まった。

 小学生の部に出場した西北ジュニアウインドブラスは、4月に発足した新生チームだ。五所川原市の金木小と栄小、つがる市の森田小の吹奏楽部を中心に、西北地区の子どもが50人ほど集まって結成された。

 約20年前までは各校に40人超の部員がいたが、児童数が次第に減少。単独での出場が難しくなっていた。指揮を務める金木小の鈴木伸一郎教諭(52)は「小学生はまだ体が小さく、音を出すにも時間がかかる。人数が多い環境の方が子どもたちが成長するうえでも大事」と話す。

 チームには楽器を始めたばかりの子も多い。パーカッションを担当する五所川原市立南小の広田晴己君(4年)もその一人。「みんなで力を合わせてうまく演奏できると楽しい」

 住む地域が離れているため、全体練習ができるのは週末のみ。新型コロナウイルスの影響で練習はさらに限られた。クラリネットを担当する森田小の大場掌子さん(6年)は「初めは心を一つにするのが難しかった」という。

 平日は学校や自宅でそれぞれ練習に励み、全体練習では積極的に会話をしてコミュニケーションを図った。今では「人数が多いと迫力が違う。学校以外の友だちも増えた」と喜ぶ。

 この日の県大会で演奏したのは、「管楽器と打楽器のためのセレブレーション」。テンポの切り替わりに注意しながら、バランスのよい音色を奏でた。

 バスクラリネットを担当した五所川原市立三好小の高橋流捺さん(6年)は「テンポが速くなったところで低音をしっかり吹けた」と満足顔。鈴木教諭は「学校の垣根を越えて仲良くなり、楽しく演奏できた。吹奏楽部がない地域の子どもたちも音楽に親しめる場となってくれたら」と話した。(土肥修一)

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 結果は次の通り。(○は東北大会出場、★は東北小学校バンドフェスティバルに推薦)

 【小学生】金賞=○長者(八戸)、○柏崎(同)、★木ノ下(おいらせ)▽銀賞=湊(八戸)、北園(十和田)、西北ジュニアウインドブラス、白銀(八戸)、三戸、新城ジュニア吹奏楽団▽銅賞=黒石東、吹上(八戸)、図南(同)

 【中学校合同】金賞=西中・泉川小(青森)

 【高校小編成】金賞=○八戸学院光星、○青森北、青森西▽銀賞=田名部、八戸西、木造、弘前学院聖愛中高、五所川原第一、三本木農

 【大学】金賞=○弘前大▽銀賞=八戸高専

 【職場・一般】金賞=○八戸ウインドアンサンブル、弘前市吹奏楽団▽銀賞=青森吹奏楽団