ウガンダ人女性初の五輪ボクサー 隔離乗り越えリングに

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河崎優子、遠藤隆史
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 ボクシング女子フライ級に25日、ウガンダのキャサリン・ナンジリ選手(21)が登場した。リングサイドにいたのは、来日時に新型コロナウイルスの陽性が判明したコーチのパトリック・リハンダさん。隔離や療養のハンデを二人三脚でのり越えて臨んだ。

 対戦相手は、日本の並木月海(つきみ)選手(22)。ナンジリ選手は連続パンチをもらうなど、苦しい場面が続く。ラウンド間のインターバルになると、リハンダさんはタオルで風を送ったり話しかけたりして励ました。

 ボクシング、重量挙げ、水泳の選手ら計9人が成田空港に到着したのは6月19日。直後のPCR検査で、リハンダさんの陽性が判明した。大阪府泉佐野市の事前合宿地に着いたあと、さらに選手1人の陽性も確認された。

 ナンジリ選手も濃厚接触者にあたると認定され、市内のホテルから一歩も出られなくなった。食事は専用の宴会場でとり、一般客とは動線を分離された。陽性になるかもという不安はなかったという。「市がしっかりサポートしてくれたし、ルールを守っていたから」

 その間、療養中のリハンダさんと電話やメールで連絡を取りながら、ホテルの部屋でトレーニングをした。「調整は大変だったけど、世界中の女性のために、私は五輪に出なければいけないと気持ちを奮い立たせた」

最後まで前に出て攻め続けた

 ナンジリ選手は、五輪に出場したウガンダ人女性初のボクサーだ。

 2015年、学生のときに…

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