予定ないが「いずれ渡航するかと」 ワクチン証明の窓口

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堀之内健史
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新型コロナワクチン接種の証明書の申請窓口=2021年7月26日午前9時0分、大阪府枚方市役所、堀之内健史撮影
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 新型コロナウイルスのワクチンを接種したことを証明する「ワクチン証明書(ワクチンパスポート)」の申請が26日、全国の自治体で始まった。申請は郵送が主とされるが、市町村の窓口に来る人もいた。

 大阪府枚方市役所では午前9時ごろ、初日に申請しようと窓口に数人が並んでいた。

 「大変なときなのに家族同然の友人たちに会えずつらかった」。申請に来たイタリア語講師の中井美訪子さん(61)は、生まれて間もなく家族でイタリアのミラノに移住し、40年近くを過ごした。日本に住み始めてからは、年に4回ほどイタリアへ「里帰り」していたが、それもコロナ禍で昨年1月以降できていない。

 イタリアでは多くの感染者や死者が出て、厳しい感染予防策が取られてきた。友人たちが心配だという。

「食事、散歩、イタリアの海で泳ぎたい」

 8月に長期休暇を取ってイタリアに渡航する予定だ。元々は長期隔離を覚悟していたが、ワクチンパスポートで入国時の隔離の免除・緩和措置を受けられることになった。「たくさんの友達に会って、一緒に食事や散歩をして海で泳ぎたいです」

 ワクチンパスポートでの隔離免除・緩和措置が実施されるのは、現時点でイタリアなど5カ国に限られる。政府は、具体的な渡航予定がある人が申請をするように求めているが、窓口には、今後対象国が増えることを見込んで具体的な予定が無くても申請に来る人もいた。

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大阪府枚方市役所のコロナワクチン接種の証明書

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