トヨタ、タイと日本で生産停止 東南アのコロナ拡大影響

三浦惇平
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 トヨタ自動車は、タイの完成車工場の全3カ所で稼働を停止したことを明らかにした。国内でも生産子会社「トヨタ車体」の工場の1ラインを止める。新型コロナウイルスの感染拡大が東南アジアで深刻化している影響で、現地でつくる部品の供給が滞っているためだ。

 タイでは、20日から1カ所、21日から2カ所を止めた。いずれも23日まで停止。24~28日は連休で元々非稼働の予定で、29日以降の再開を検討する。コロナ再拡大で、タイ国内の仕入れ先からの部品供給が停滞しているためだ。

 タイの2020年の年間生産台数は約44万台。海外では中国、アメリカに次いで多い。主力車種「カローラ」や小型車「ヤリス」などを生産している。

 国内では、トヨタ車体の富士松工場(愛知県刈谷市)の第2ラインを、29~30日と、8月2~4日に止める。こちらはベトナムからの部品供給が滞っているため。このラインでミニバン「アルファード」や「ヴェルファイア」などを生産しており、約3千台の減産になる。

 世界的な半導体不足も続いており、トヨタは、6月に「ヤリス」などをつくる東北地方の完成車工場2カ所の計3ラインを最大8日間止めた。8月には、「カローラ」などをつくる高岡工場(愛知県豊田市)の第1ラインの稼働を2日から5日間止める。(三浦惇平)