さいたまゴールド・シアターが活動終了へ 高齢化を受け

藤谷浩二
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 彩の国さいたま芸術劇場さいたま市)は、55歳以上の演劇集団「さいたまゴールド・シアター」の活動を今年12月の公演で終えると発表した。

 劇場の芸術監督を務めた演出家、蜷川幸雄さん(2016年死去)の「演劇経験のない高齢者のプロ劇団をつくる」というユニークな構想のもと、06年に設立された。生活感に裏打ちされた質の高い舞台や海外公演などで注目されてきたが、メンバーの高齢化に加え、新型コロナウイルスの影響で継続的な活動が難しくなっていた。

 オーディションで選ばれた48人で旗揚げし、多彩な演目を上演したが、現在は34人に減り、平均年齢も81歳を超えた。活動への参加が難しいメンバーが増えたり、2月に予定していた公演がコロナ禍で中止されたりしたことを受けて解散を決めた。12月に最終公演「水の駅」(太田省吾作、杉原邦生演出)を行う。

 また、09年に旗揚げした若手俳優の劇団「さいたまネクスト・シアター」も、当初の目的はある程度達成されたとして、8月の最終公演「雨花のけもの」(細川洋平作、岩松了演出)で解散する。藤谷浩二