米軍アジアへ、中国にらみ態勢見直し 中東安定に懸念も

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ワシントン=園田耕司、高野遼
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 米国防総省は、地球規模の米軍態勢を見直す「グローバル・ポスチャー・レビュー」(GPR)を今夏にもまとめる。バイデン政権が「最大の脅威」と見なす中国を見据え、米軍を中東周辺からアジアへとシフトさせる流れを加速させる見通しだ。ただ、専門家の間では、中東周辺が再び不安定化すると警戒する見方も強い。(ワシントン=園田耕司、高野遼)

 GPRの立案は、2月にバイデン大統領がオースティン国防長官に指示。米国防総省によると、米軍基地、資源、戦略が検証対象となり、「米国の利益を追求するうえでの最適配分を国防長官から大統領に知らせることに資する」としている。

 バイデン政権では先月、対中戦略の見直しを進めてきた国防総省内の対策チーム「チャイナ・タスクフォース」が最終提言をまとめ、オースティン氏が中国の挑戦への対処を最優先課題とするように省内に指示している。GPRにもこれが反映される見通しで、米軍の比重を中東周辺からアジア太平洋地域へと移すことになる。

 米軍のアジア重視の姿勢はす…

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