スケートボード・中山選手の銅メダルに地元・富山は歓喜

スケートボード

法野朱美、野田佑介
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 東京五輪スケートボード女子ストリートで26日、銅メダルに輝いた富山市中山楓奈選手(16)は龍谷富山高校(同市)に通う1年生。富山県勢では最年少のメダリストの誕生に地元は歓喜に包まれた。

 「本当によくやってくれた。ありがとうと伝えたい」。中山選手の祖父の藤丸正義さん(69)は富山市の自宅でテレビに映る最愛の孫をねぎらった。

 藤丸さんは共働きの両親に代わり、練習場や遠征へ向かう中山選手の最寄り駅までの送迎を5年間ほど続けている。この日の競技直前、中山選手から「これから行ってきます」と電話があり、「結果はどうであれ、楽しんでおいで」と送り出したという。

 「性格はおとなしいけど、芯がある」と藤丸さん。「銅メダルは次の目標へのステップにしてほしい」

 中山選手がスケートボードを始めた小学生のころに富山市内で指導した竹島英樹さん(47)は、非凡なセンスを感じていた。技を一つ教えると黙々と練習を重ね、1週間後にはできるようになっていたという。この日、同市内の商業施設でスケートボーダーの子どもたちと観戦した竹島さんは「彼女にしかできない技を繰り出していて興奮した」と話した。

 富山国際会議場(富山市大手町)では、中山選手が通う龍谷富山高校の生徒ら約300人がその雄姿を見守った。スクールカラーの紫のバルーンスティックを打ち鳴らし、銅メダルが決まると、その音はひときわ大きくなった。

 中山選手と同じクラスの岡田心音(ことね)さん(15)は「プレッシャーを乗り越えての世界3位。すごいことだし誇りに思う」と笑顔で話した。(法野朱美、野田佑介)