「盗撮しましたよね?」男取り押さえた高校教諭に感謝状

有料会員記事

角詠之
[PR]

 東京都内の地下鉄の駅で女子高校生のスカートの中を盗撮した男を取り押さえたとして、警視庁戸塚署は26日、都立高校教諭の渡部光一さん(41)に感謝状を贈った。橋本憲一郎署長は「危険を顧みずに勇気ある行動をしていただいた」とたたえ、考える前に体が動いたという渡部さんは「無我夢中だった」と話した。

 事件があったのは7月7日朝。東京メトロ東西線高田馬場駅(新宿区)で、出勤途中の渡部さんは上りエスカレーターを使っていた。そこで片足を1段上のステップにかけ、前かがみになっている男に気づいた。さらに上のステップには、制服姿の女子高校生が立っていた。

 渡部さんは2人の右側を通り抜けようとした。男がスマートフォンを手にした腕をめいっぱい伸ばし、スカートに差し入れているのが見えた。「カシャ」という音も聞こえた。誰が見ても「盗撮」だった。体が勝手に動き、男の腕をつかんだ。

 「盗撮しましたよね?」

 「やっていない」。男は否定した。渡部さんは反対の手で男のリュックをつかんだ。逃げようとしたため必死で押さえ、周りの人に「盗撮犯です。協力してください」と助けを求めた。

 駅員が来るまで数十秒。頭の中は真っ白だったが、両手は離さなかった。男は駆けつけた警察官に引き渡され、スマホから盗撮を裏付ける画像が見つかった。被害に遭った生徒からは「ありがとうございました」とお礼を言われた。

 学校では数学などを教えるほ…

この記事は有料会員記事です。残り272文字有料会員になると続きをお読みいただけます。