インドネシア脱出の外国人1万人超す 新たに邦人特別便

新型コロナウイルス

半田尚子
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 新型コロナウイルスの感染が急拡大するインドネシアから、国内に暮らす外国人の退避の動きが加速している。現地メディアは7月に入ってから1万人超が出国したと報道している。邦人を乗せる新たな特別便の運航も発表された。

 英字紙ジャカルタ・ポストによると、1日から23日までに出国した主な外国人は▽日本(約2300人)▽中国(約2千人)▽韓国(約1400人)▽米国(約1200人)など。計1万612人の外国人が帰国したという。別の現地メディアは「インドネシアの新現象 外国人の脱出」などと題して報じる。

 邦人の退避の動きは今も継続している。現地の日本大使館は26日、邦人を乗せる新たな特別便を30日と8月1日に運航することを発表した。いずれも首都ジャカルタ近郊のスカルノ・ハッタ国際空港を出発し、成田空港に到着する。

 搭乗者は航空券代と出国前のPCR検査代は負担するが、隔離の10日間を過ごすホテルやPCR検査は国の負担となる。これまでに邦人を乗せて運航した特別便は計4便にのぼる。

 インドネシアでは1日の新規感染者数は6月17日に1万人を突破し、今月14日に5万人を超えるなど爆発的に増加。新型コロナに感染しても、入院して治療を受けるのも難しい状況が続く。死者数は連日1千人を超えている。

 そんな中、ジョコ大統領は25日、ジャワ島とバリ島の新型コロナ規制の一部緩和を発表。市場や日用品販売店などは通常営業が可能となり、露天商や零細店は午後9時まで営業できるようになった。経済活動の再開と感染防止対策の両立が課題視されている。(半田尚子)

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