風刺週刊紙ロゴTシャツの女性、切りつけ被害 ロンドン

ロンドン=金成隆一
[PR]

 英警察は26日、ロンドン市内の公園で25日午後、女性(39)が何者かにナイフで切りつけられた、と発表した。命に別条はないという。AFP通信によると、女性はフランスの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」のロゴと風刺画が描かれたTシャツを着ていた。

 警察当局によると、事件は、誰もが自由に発言できる場所として知られるハイドパークの「スピーカーズコーナー」付近で起きた。テロ事件として認定されていないが、対テロ班が捜査を主導しているという。

 インターネット上に投稿された映像では、黒いフードをかぶった人物が女性を襲うような様子が確認できる。近くの男性が制止に入ると、走って逃げた。

 シャルリー・エブドを巡っては2015年1月、イスラム過激派とされるアルジェリアフランス人の兄弟が、預言者ムハンマドを風刺したパリの同紙編集部を襲撃し、風刺漫画家や記者ら12人を殺害する事件が発生。昨年9月にも同紙がムハンマドの風刺画を掲載後、男がパリの同社旧社屋前にいた男女2人を刃物で襲う事件が起きている。(ロンドン=金成隆一)