ヒット曲のコツは「20%の謎」 伝説の音楽Pの世界観

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定塚遼
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 7月16日に85歳で死去した音楽プロデューサーの酒井政利(まさとし)さんは、作詞家の阿久悠(あくゆう)さんのライバルとされ、互いに意識し合った。酒井さんの紹介をきっかけに阿久さんのブレーンを務めた作家の三田完さんが、酒井さん、阿久さんについて語った。

 阿久悠さんと酒井政利さん。お互いにライバルとして意識し合っていたこの2人は、タイプは全然違いますが、屈指のタイトルメーカーでした。私は、NHKで音楽番組のプロデューサーをしていたときに酒井さんと知り合い、その後、酒井さんの紹介で阿久悠さんと出会い、NHKを退職して阿久さんの事務所に入りました。

 阿久さんは秀才型。「また逢(あ)う日まで」「勝手にしやがれ」「いつも心に太陽を」といった、映画のオマージュも多かった。これに対して、酒井さんは「どこからもってきたの?」というタイトルを思いつく天才型だった。

小説・歌に共通 「20%の謎」で引きつける

 タイトルに20%の謎を作る。その能力にたけた方でした。

 小説でも歌でも同じですが…

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