「吃音あっても大丈夫」 当事者女性、記録映画を日本で

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小若理恵
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 言葉をうまく出せない吃音(きつおん)の子どもたちを紹介した米国のドキュメンタリー映画を、日本でも広めたいと奮闘する当事者の女性がいる。映画の子どもたちと同じようにつらい体験をしてきた。でも苦しさだけにとらわれる生き方をしてほしくない。いま、下を向いている子に伝えたいのは、「吃音があっても大丈夫」とのメッセージだ。(小若理恵)

 「私はこの映画に感銘を受けました。日本でも広めたいと思っています」

 東京都目黒区の奥村安莉沙(ありさ)さん(29)は3月、あるドキュメンタリーを撮った米国の小さな制作会社にメールを送った。

 映画は「マイ・ビューティフル・スタッター」(90分)。吃音のせいでいじめを受けた子や、話すことを恐れて殻に閉じこもっていた子が、自助団体「SAY」のサマーキャンプで「吃音があっても大丈夫」という考えに出会い、仲間の前で自分をさらけ出し、希望を取り戻していく実録だ。

 SNSで予告編を目にし、すぐに募集していた日本語字幕の翻訳ボランティアに手を挙げた。

 映画に登場する子どもたちはかつての自分だ。自らも重い吃音とともに生きてきた。

       ◇…

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